しあわせだった。
だからこわかった。
永遠じゃないから。
永遠なんて無いから。
変わらないものなんてない。
終わらないものなんてない。
だからぼくは、
このしあわせの終わりを見たくなかった知りたくなかった。
なのにぼくは、
このしあわせの、永遠を願った永遠を信じたかった。
きみのあなたのまっすぐなことばに、
あなたのきみのまっすぐなこころに、
縋りたかった。
だけどぼくは、
ぼくは、ね、
ぼくは、
・・・・・・疲れちゃったんだよ、
ぼくは、
ぼくは、――――――こわいんだよ。いまでも、
ねぇ、いまでも怖くてたまらない。だから、――――――――――――