壱色ノ匣:ヒトイロノハコ

モノガタリ綴り

De Nachtmerrie

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幾多もの視線に晒されて。
晒されて。曝されて。
ああ、じゃあぼくはどんな表情で笑えばいいの。

誰れが味方で誰れが敵?
どれが嘘でどれが真実?

ぼくが語った言葉はすべて、
いつの間にか違う意味を持つ。

こわくてこわくてこわいけれど、

立ち止まるなんてできないんだ。

虚像が実像を覆い隠して、
皆が視ているこのぼくは誰れなんだろう。

虚像が実像を押し潰して、
皆がつくりり上げたそうこれがぼくの実像になっていく。

誰れがぼくを知っているというんだ、
ぼくは誰れを信じているというんだ、